オフライン創作本 【 ENCOUNTER -Out of sight, Out of mind ?- 】 の冒頭でもちょっと触れた、チェスターの名前のはなし















彼らの出身地であるバクーバの差別区域「A5区」は、「大人がいない街」とも言われる場所です。



回想のチェスターとアイザックは8歳、当時第5区のリーダーだったヴィンセント兄さんは18歳。

チェスターの親は色々と危険なことに手を出しており、ヴィンセントは「もしかしたらいつか蒸発するかもしれない」と前から考えていて、

そうなったら親兄弟から完全に放置されているチェスターだけでも自分の家に引き取って、弟のアイザックと同じように育てようと思っていたのでした。

その際は完全にもとの家族とのつながりは断ち切ってしまわなければチェスターが危ないので、彼の親が適当につけてまともに呼びもしない名前よりも、

もっと彼にしっくりくる名前を、いつこうなってもいいように考えていたんだと思います。

ちなみにヴィンセントとアイザックにも一応親はいるものの、こちらも育児放棄状態。家にも常にいません。

3人の母親はきっと、以前のキーリーのような身売りの少女だったのかもしれません。

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チェスターの記憶がすっぽ抜けてるところを絵で描きたいなあと思ってたらくがき漫画です。

こういうオフ本の補完話みたいなのも、少しずつ描きたいです・・・・